RPGやSRPGでは、極端な話、戦闘システムをきちんと理解しなくても先に進める。
どういうことかと言うと、進む前に想定レベル以上にキャラクターを育成すれば、無双に近い状態になるからだ。
但し、戦闘システムをきちんと理解せずに先に進み続ければ、いずれ頭打ちに遭う。
或る程度キャラクターが育ち、プレイヤーとして成熟すれば、クエストなどで想定レベルで挑まなければならなくなるからだ。
課金力でお金に物を言わせ、壊れキャラや強キャラなんて呼ばれるキャラクターで乱暴に進んできたプレイヤーは、クリアできなくなるということだ。
廃課金と呼ばれる水準までお金を掛ければ、無双できるような環境を作る運営会社もあるだろうが、健全な運営会社はそんな事はしない。
攻略サイトのBBSなどで、壊れキャラや強キャラが弱くなったなどと、悪口雑言を吐いている輩は、そもそもゲームの本質を理解しているわけでは無いから、不平不満の豚になるしかない。
だからウェブ上のゲームや運営会社に対する悪口には耳を貸さないこと。まともに楽しんでいるユーザーがそんなものを書くはずがないからだ。
横道に逸れたが、ところで、攻略法には、一定程度の独自性を自分で付加できるようにありたい。そう願うのは私だけではないだろう。
その為には、ゲームシステムをしっかりと理解することだ。勿論、ブラックボックスとして置くところが有っても良い。
今回はバトルの根幹を為す、ブレイブとHPについて見ることにする。
ブレイブとHP
DFFOOでは、キャラクターはバトル時に、HPとブレイブと呼ばれる数値を持つ。
HPはお馴染みで、しばしば体力などと表現されるものだ。つまり、すべて失うと倒されたことになる。HPについては特に説明の必要はないだろう。
ブレイブ(brave)は、言葉こそ聞いたことはあるだろうが、判然としないが、その役割を理解するとどのようなものか分かる。
ブレイブの役回り
キャラクターは攻撃時に、ブレイブ攻撃、HP攻撃、スキルの3種類の攻撃ができる。
ブレイブ攻撃は、敵ユニットのブレイブを攻撃し、HP攻撃は敵ユニットのHPを攻撃する。文字通りだ。
スキルはキャラクターによって異なる。ブレイブを攻撃するスキルを持つもの、HPを攻撃するスキルを持つもの、ブレイブとHPの両者を攻撃するスキルを持つものがある。
ブレイブは、HP攻撃に対して盾のような役割を果たす。従って、ブレイブが十分にある敵ユニットに対してHP攻撃をしてもあまりダメージを与えられない。
従って、先ずは敵ユニットのブレイブを減らすことを考える。
ブレイブブレイク
ブレイブをゼロ未満にするとブレイブブレイクと呼ばれる状態になる。ブレイクされると1ターン行動順が遅くなるとともに、ブレイク復帰するまでHP攻撃でダメージを与えられなくなる。
ブレイク復帰には、5アクション経過を待つか、ブレイブを初期値までためなおす。5アクション経過とは、誰の行動順であるかは問わず、延べ5回行動順が経過するということだ。
敵ユニットのブレイブをブレイクするとブレイクボーナスとして3人にブレイブが分配される。
ここまでブレイブの果たす役割を見て来たわけだが、ブレイブが、実際の戦闘を考えた場合、何をシミュレートしているのか考えてみよう。
先ずはブレイブを巡って起こる現象を整理しよう。
ブレイブを巡る現象
- ブレイブがあるとHPのダメージを受けにくい。
- ブレイブブレイクされるとHPダメージが与えられない
- ブレイブブレイクされると行動順が1アクション遅くなる
- ブレイブブレイクされると復旧するまでブレイク状態が続く※
- ブレイブブレイクすると味方3人にブレイクボーナスが配られる
※ 敵ユニットでは、ブレイブブレイクされると動かなくなるものもある。
これらを見るとブレイブは「戦意」という言葉が当てはまると思うがどうだろう。
ブレイブが意味するもの
HPが物理的な値であるのに対し、ブレイブは精神的な値と言っても良いかもしれない。
戦意が高ければ、肉体的ダメージは受けにくいだろう。
戦意が下がれば、或いは無くなれば、敵に肉体的ダメージを与えるのは難しいだろう。
戦意が下がれば、行動は遅くなるだろうし、戦意の下がった状態は、簡単には回復しない。
相手の戦意を挫けば、味方の戦意は向上する。
戦意!?意志!?
ブレイブとは戦意を表わすと言っても良いのではなかろうか。或いは「意志」と言っても好いかな。
ディシディアファイナルファンタジーオペラオムニアというゲームタイトルは長いね。
DFFOOと頭文字を並べても、なんのこっちゃって感じだし。
ディシディアFF オペラオムニアくらいがいいのかな。
ファミ通Appでの表記に倣おうかしら。
本記事は、バトルシステムの細部を確認する為に、ファミ通Appの記事を参考にさせてもらいました。