待ってたよ！青い尾の素敵な来訪者

ギャー、ギョエー、ギャギャギャギャ

あ、今年も来てくれた！
私はこの声を聞くと、とてもわくわくします。

初めて耳にした時は、なにごとかと驚きました。
ベランダに出ると、樹のてっぺんにいたのは尾の長い美しいシルエットの鳥。
グレーがかったブルーの羽と長い尾、黒い帽子を被っているような頭。
止まっている姿は美しく、羽を広げて空を飛ぶ姿はとてもカッコよく、一目惚れです。
でも、品の良い姿とはミスマッチな鳴き声。
調べると、見たままの名前の「尾長（オナガ）」でした。

毎年、初夏になるとどこかから町にやってくる素敵なお客さん。
巣作りから始まり、子育てをして、家族で旅立って行きます。
子どもが飛ぶ練習をしている場面に出くわすと、一緒に見守ってしまいます（笑）

知らなかったのですが、いつの間にかオナガは柏市のシンボルとして「市の鳥」に制定されていました。
きっと、来訪を待っている市民は多いのでしょうね。

こんなに美しいのに、実はカラスの仲間（ススメ目カラス科）なんだそうです。

今朝も、歩いていた私の頭上をオナガの親子が飛んでいきました。
日々のモヤモヤをかき消し、ワクワクをもたらしてくれました。

品のある佇まいのオナガさんは、私の大切なお客様。
毎年の再会がとっても楽しみです。
旅立ちの時は寂しいですが、また来年も来てねと見送ります。

今年もそろそろ旅立ちの準備が始まったかしら。
関東に多く生息しているそうなので、次はどのエリアに行くのでしょう。

ギャーという声が聞こえたら、空を見上げてみてくださいね。